【grasshopper】よくやる作業の自動化 街並み作成 木造-寄棟編

皆様こんにちは。
AMDlabの前川です。
前回の記事に引き続き、今回は寄棟屋根のボリュームの再現です。

そういえばgrasshopperでスクリプトを組む前に、自分が再現したいものをどういう手順で再現するかを簡単なスケッチを書いて整理してから実際に作業をするのですが、これって設計をする時にいきなりCADとかで本図面書かずに、エスキスで間取りを整理していくのと似てますね。

というわけで寄棟のボリューム再現のドラフトです。

 

それでは本題に入っていきます。
線を格納するくだりや、ランダムに高さを割り付けるくだりはこれまでの記事でも紹介してるので、省略します。

線を[Explode]で分解して、indicesを取得して、[List Item]でそれぞれの四角の短辺を取得します。

短辺側のindicesを取得するのに使ったpython scriptは以下になります。

 

[Curve Middle]で短辺の中点を取得して、線を引きます。

 

[Evalute Length]を使って、取得した中点から(棟方向に短辺の長さ/2)mmの位置を取得します。

 

棟の頂点を最高高さに、短辺を軒の高さに移動させます。

 

[Evalute Curve]で軒線の始点と終点を取得します。

 

屋根面を作るために必要な点が揃いました。

 

[4Point Surface]で点をつないで、屋根面を作ります。

 

分割数を指定して、[Divide Curve]で軒線と棟線を分割して線を引きます。

 

[Trim With Region]を使って、線を屋根面でトリムします。

 

短手側の屋根は軒の線と屋根エッジを結合したものをそれぞれ分割して線を引きます。

 

完成です。
今回はこれまでよりちょっと複雑になっちゃったのでもう少しコンパクトにまとめたいです。。

次回、ここまでの記事で紹介したそれぞれのスクリプトをまとめて、それっぽい街並みをつくります。
今回はこの辺で。

 

 

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