窓の有効開口面積をDynamoを使用して算出する方法

皆様こんにちは。
AMDlabの秋山です。

今回は窓の有効開口面積をDynamoを使用して算出する方法を紹介しようと思います。

まずRevtiのファミリにおけるサブカテゴリとはどういうものかおさらいします。
↓ファミリにはカテゴリが存在します。これらのカテゴリから適切なものを選択してファミリを作成していくわけですが、
カテゴリを分解すると、サブカテゴリが表示されます。ファミリのジオメトリの表示をコントロールすることができるもので、カテゴリごとに異なり、自分で設定もできます。
例えば、窓ファミリであれば、フレーム、サッシ、マリオンを 1 つのサブカテゴリに割り当て、ガラスは別のサブカテゴリに割り当てることで、ガラスだけをプロジェクト上で表示する。なんてことや、様々なマテリアル(木材やガラス)を各サブカテゴリに割り当てることで、線の太さ、色など図面の表記に合わせて、細かく設定をすることができるようになります。

 

Dynamoを使用してこのサブカテゴリを取得したいのですが、どういう訳かサブカテゴリ取得時にエラーが起きる、EmptyListになってしまうなど、問題があります。公式フォーラムで確認してみても解決はしてませんでした。

Dynamoのカスタムコンポーネントを使用することでファミリのサブカテゴリは簡単に取得することができるのですが、複数ファミリの一括取得はできません。

今回は以下の手順で取得していこうと思います。※サブカテゴリを取得し、ガラスの有効開口面積まで求めています。
① ガラス部分以外のサーフェスをファミリから取得
② 取り込んだ窓の全体幅×全体高さのサーフェスをDynamo上で作成
③ ①-②をしてガラス部分のサーフェス(有効開口面積)を取得

今回作成するプログラムのグラフになります。

① ガラス以外のサーフェスをファミリから取得します。

② 取り込んだ窓の全体幅×全体高さのサーフェスをDynamo上で作成して、ガラス以外の面積を取得します。

③ ①-②をしてガラス部分のサーフェス(有効開口面積)を取得します。

以上になります。
こちらのプラグラムを応用すると部材の表面積を算出し、コスト計算などに利用することができます。

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