レーザーカッターで

こんにちは。
AMD labの松原です。

AMD labでは、「月に1回、とにかく何か形にしよう」というコンセプトでCREATE DAYという日をもうけています。
今月は、レーザーカッターを使って、いくつかプロダクトを作ろうということになりました。

私は、といえば、卓上ライトを作るべく、Rhinocerosにてモデリングをまず行いました。

モデルはこのような感じで、層を段々に重ねて造形するようにしていたのですが、パーツの数を数えてみると、432個。
5mmのアクリル板を使っての作成を試みようとしていたのですが、この時点ですでに課題がいくつか頭によぎりました。

①材料から、いかパーツに効率よく切り出すか
②その数の材料を均一に、最後まで同じレーザーの出力を維持してカットできるか
③5mmの厚さを切るための出力を行った際に、どのぐらい削られてしまうか

まず、①ですが材料が、無駄な材料は使いたくないので、Grasshopperで最適な配置を……と思っていたのですが、時間がなく。

可能なら配置をオクトパスなんかを使ってやりたかったですが…次回、同じことがあった際に使えるよう、プログラムは組んで置きたいですね。

②ですが、これはレーザーをよく使う人は分かるかと。材料に寄りますが、連続で切り続けるとレーザーの出力がガンガン落ちていったりします。
まとめてやった方がはやいのですが、切る量を考慮しながら小出しに切っていくしかないなと…

③ですが、どうしても5mmの板を切るにはそれなりの出力がいるため、レーザーの切り口が太くなってしまうんですね。
モデリング時に、そのあたりを考慮して僅かにずらしてモデリングしておくのがコツです。

今回は、まず実現性を見定めようと、卓上ライトについては実験だけを行うことにしました。

最初は問題なく光を放ちながら切断していくのですが、後半になるほどか細い光になり、「あれ、レーザー出てる?」と言うような感じで、やはりまとめて切っていく事は無理だなとわかりました。

それから、アクリル板は、表面のシートを剥がさずにカットするのが良さそうだということが分かりました。
剥がしてやった部材はどれも裏側に焦げ目?が残ってしまいましたので……
台座に置いて浮かしながらやるという方法もあるのですが、切り抜いたパーツの中を切りたかったりすると中が落ちてしまうので、今回のような場合には使えないんですよね。

しかし、切ってみたら、切ってみたでパーツが意外と小さい。組み立てるのもやはり難しそうだなということが分かり……

ということで、卓上ライトは、改良してまた次回行うこととしました。

それ以外にも、いくつかプロダクトを作ってみたのですが、今回の新発見としては、やはりこれ。

スプレー掛けるだけで、アクリル板がミラーになってしまうんですよ。

写真の奥のコースターがそれなのですが、想像以上にミラーでした。

ただ、簡単に削れてしまうので、コーティングする方法も考えないとなぁというところです。

次回はもっと良い物を。
ではでは。

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