便利で強力なプラグイン

こんにちは。
AMDlabの藤井です。

私が思うGrasshopperで使える便利で強力なプラグインの紹介をしたいと思います。

まず簡単にGrasshopperとは。。。Rhinocerosという3Dcadソフトのプラグインです。
ヴィジュアルプログラミングのツールであり、パラメトリックデザインを行うのに用いられます。
Grasshopperは無料でダウンロードできるので、Rhinocerosさえあれば簡単に使用可能です。
Rhinoceros/Grasshopperと最近良く比較されるのがRevit/Dynamoですが、似ているようでも方向性が異なるので違いについてはまた後日紹介したいと思います。

Grasshopperのみでもかなりのことはできます。
GalapagosというGA等での最適化ツールもデフォルトで含まれていますし、VBやC#が書ければ、自分でコンポーネントを作れちゃいます。
結局はプログラミングツールなので、書ける人は最悪書いてしまえば良いのです。

しかし、以下のツールを使えば、もっと簡単に幅を広げることができます。
簡単にですが、建築をベースに分類分けをしてみました。
これからパラメトリックデザインを行うならば、知っておくべきです。

意匠系
・Firefly(マイコンと連動)
・gHowl(外部データと連携)

構造系
・Kangaroo(物理演算)
・Karamba(構造計算)
・Lunchbox(トラス作成)
・GeometryGym(構造計算ソフトと連携)
・BullAnt(部材断面作成)

環境系
・Geco(Ecotectと連携)
・Ladybug + Honeybee(環境解析)
・FlowDesigner(流体解析)

共通
・Flux(外部データと連携)
・Hummingbird(Revit連携)
・GhPython(Pythonエディタ)
・MeshEdit(Mesh機能拡張)
・Octopus(多目的最適化)

主なものはこんな感じでしょうか。忘れているものもあるかもしれません。。。
こんなのも使えるよというのがあれば是非教えてください。

私はPythonで独自のコンポーネントの作成を良く行います。
仕事柄、私は構造計算ソフトを良く使用するのですが、日本だとMidasを使用してフレーム解析を行う方が多いと思います。
SAPやGSA等を使っておられる方なら、GeometryGymでGrasshopperと連携可能なのですが、Midasには対応していません。。。
ですので、私の場合はGrasshopperから直接Midasデータを取り出せるようにPythonで記述したりしていました。
基本的に条件設定はGrasshopper内で行います。
Grasshopperから直接Midasの起動も可能です。連動までは未着手ですが。
複雑なモデルになると、モデルが変わる度にdxf形式でやり取りしていると、時間がもったいないのです。
ファイル形式を変える際は極力ダイレクトの方が良いです。

まだまだ書きたいことはあるのですが、また今後色々書いていきます。
今日はこの辺で。

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