こんにちは。
AMDlabの松原です。
今日は「プロトコル」と、そのプロトコルの一つである「HTTP」についてお話をしようと思います。
「プロトコル」とは何か。
「プロトコル」とは、通信をするためのルールのようなものです。
日本語を話す時、聞き手も日本語を聞くつもりでいなければ、その言葉の意味は伝わりませんよね。
パソコンは、通信をする前にどの言葉を使うか決めておくことで、互いの会話を成り立たせているのです。
通信と一言で言ってしまっていますが、パソコンには層というものが存在します。
7. アプリケーション層
6. プレゼンテーション層
5. セッション層
4. トランスポート層
3. ネットワーク層
2. データリンク層
1. 物理層
物理層は分かりやすいですよね。
電話線や光ケーブルなど、私たちの目に見えているモノ同士が通信を行う層です。
上層に位置するアプリケーション層とは、
例えば、Chromeなどのブラウザのアプリケーションや、ウイルスバスターなどの裏側で動いているサービスアプリケーションなど、
私たちがよくソフトウェアと呼んでしまうようなものが位置している層です。
アプリケーション層から送られた通信が、プレゼンテーション層、セッション層と抜けていき、
物理層から相手側に通信が伝わり、データリンク層、ネットワーク層を抜けてアプリケーション層にたどり着く、
というのがPCの通信の仕組みです。
プロトコルとは、同じ深さの層同士が会話をするための言葉の取り決めなのです。
私達が情報を探す時、パソコンやスマホから検索したい文字列を入力すると
欲しい情報が、見やすい形で画面に表示されます。
この時に使われているプロトコルが、アプリケーション層のプロトコルであるHTTPと呼ばれるものです。
私たちは文字を打って、検索ボタンを押しているだけですが、
裏側では、その文字情報を含めたHTTPリクエストがサーバーへ送信されています。
それを受け取ったサーバーは、その文字を基に計算し、
HTMLの情報を含んだHTTPをブラウザに返してきています。
ブラウザは、そのHTMLのコードを読み込み画面に表示させているのです。
HTTPリクエストにも、いくつかの種類があります。
もっとも良く使われるのは、GETとPOSTと呼ばれるものです。
次回は、そのHTTPリクエストについて詳しくお話ししましょう。
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